2016.4.7 法務省がひた隠すセクハラ事件を告発する!

公開日: : 最終更新日:2016/04/16 大変なことになった! ニュース速報

【現代ビジネスプレミアム倶楽部 より】

 

卑猥な言葉を浴びせ続け、女性職員を退職に追い込んだ

「人権の法務省」でなぜ…

「部長は目をトロンとさせ、薄気味悪い表情で、私に向かって何度も『受刑者が君の裸を想像している』『マスターベーションをしているかもしれない』などの言葉を繰り返すのです。結局、私は退職を余儀なくさせられました…」

法務省で起こったあるセクハラ事件。真相を解明することもなく、女性に泣き寝入りを強いるようでは、「女性が活躍できる社会」など作れるはずがない。

女性の活躍推進を掲げる安倍政権は、2014年秋に「すべての女性が輝く社会づくり本部」を設置、安倍首相自らが本部長に就任した。そして、「隗(かい)より始めよ」とばかりに、まずは政府の女性国家公務員の採用を一層拡大し、積極的な登用を推進すると宣言。霞が関では30%の女性採用を目指すとして、同時に民間企業にも女性管理職の登用などを要請した。

しかし、「活用」という表現や数値目標を掲げることが、逆に女性蔑視に見えるとの批判が、野党の女性議員を中心に上がっている。また、数値目標ばかり掲げても出産や子育ての仕組みや法整備などが同時に進まなければ、「絵に描いた餅」であり「単なる女性受けする人気取り政策」でしかなくなってしまう。

2014年秋、私は自民党の片山さつき議員と東海地区のテレビ番組で討論したが、安倍応援団の彼女でさえ、私が「活用とか割合決めるとか、これ(女性に対する)侮辱ですよね」と突っ込むと、「まあ第一歩ですから」と言葉を濁したうえ、番組終了後には「体質や文化を変えないとなかなかねえ…」と本音を漏らしていた。

そんなお題目だけの「女性政策」を掲げる安倍政権は、膝元の省庁でこんな問題が起きていることなど、知る由もないだろう。実は、女性の国家公務員が男性上司にセクハラされ、PTSDで退職に追い込まれていたのである。

その役所とはなんと「法務省」。「ネット書き込み被害などでお困りの方は、悩んでいないで相談を」とコマーシャルを流している、その役所内でセクハラ事件が起きたというのだ。

私は、永田町取材の中でこの女性のことを知り、2回にわたって接触、彼女は事実関係や胸の内を告発すると決意したのだった。私は数人のチームとともに周辺の取材を行い、法務省などにも事実関係を確認。すでにこの問題の一部を『サンデー毎日』3月27日号にて報じているが、ここではその後の動きも含めて、伝えておきたい。

 

一日4~5時間も拘束

「法務省は私がセクシャル・ハラスメントを受けていると訴えても、聞く耳を持たなかった。被害に遭ってから5年間、ずっとやるせない思いを抱えてきました」

そう告白したのは、法務省の元職員のA子さん。国立大学を卒業後、1988年に入省。刑務所や少年院、本省などで勤務し、ノンキャリアながら男女共同参画、女性の登用が推進され始めた時期と重なったこともあり、「女性初」のポストを歴任してきた。

ところが、2010年9月に東北地方の刑務所に転勤してすぐに、上司であるB部長から恒常的にセクハラ行為を受けるようになったという。

二人は、A子さんが2005年に埼玉県内の刑務所で勤務していた時に同じ職場で働いていたこともあったため、幹部の歓迎会・暑気払い・忘年会・送別会などで面識はあったという。

2010年、A子さんが自分の部下になったのを機に、B部長はあたかもA子さんを自分の所有物かのような振る舞いをして、仕事に託けて、セクハラ・つきまとい行為・ワイセツな言葉を発し続けたという。A子さんはこれにより、「PTSDによる精神疾患」を発症し、病気休暇を余儀なくされたというのだ。

A子さんはB部長の行為について、毎日詳細に日記をつけてきていた。その記載によるとこんな具合だ。

最初に被害にあったのは、なんと着任早々のこと。2010年9月21日午後2時30分ころに当該刑務所に着任し、所長以下各部長にあいさつを済ませて、上司であるB部長に、午後3時ごろに引っ越し先の住居に荷物が到着すると報告した。するとB部長は「じゃあ、私も行ってみよう」と言って、A子さんの自家用車の助手席にいきなり乗り込み、引っ越しについて行ったという。

女性としては見られたくない荷物もあるし、そもそも、私的な引っ越しに付き添うこと自体あり得ないことだ。A子さんは着任当初から不安を感じていたという。

その後勤務がはじまると、B部長は連日のようにA子さんを部長室に呼んで、二人きりで1回2時間程度も話しこむのだ。一日に2回以上呼ばれた日は、4~5時間も部長室に拘束され、B部長のとりとめもない話を執拗に聞かされた。1日のほとんどを部長室で過ごすこともあった。A子さんは不信に思いながらも、上司だから拒否もできず従って対応を続けたという。

以降も、B部長の不可解な行為は続いたが、本性を現したのは10月7日のことだ。
この日A子さんは13時30分から新入教育(刑務所に入ったばかりの受刑者に向けての説明など)を行うことになっていた。

 

つづきは こちら へ

関連記事

no image

2015.3.25 同志社大教授、懲戒処分 学生にセクハラ、パワハラも

同志社大スポーツ健康科学部の50代の男性教授が、女子学生に対してセクハラやパワーハラスメントに当た

記事を読む

no image

2016.5.21 セクハラで巡査長減給 滋賀県警

【JIJI.COMより】 セクハラで巡査長減給=女性同僚の肩抱く-滋賀県警 同僚の20代女性の肩

記事を読む

no image

2014.11.21 群馬大教授、パワハラで懲戒解雇 被害の2人退職、3人休職

 5人の職員に退職を強要するなどのパワーハラスメントをしたとして、群馬大は20日、医学系研究科の40

記事を読む

no image

2016.4.5 妊娠・出産を理由にした降格は違法だと知っていますか

【毎日新聞 経済プレミア より】   女性の社会進出が進み、政府も女性活躍に関

記事を読む

no image

2016.4.11 トヨタグループ創業一族元幹部セクハラ!

【J-CASTテレビウォッチ > ワイドショー通信簿 > モーニングショー より】  

記事を読む

no image

2015.2.10 後輩にパワハラ、幼稚園教諭3人を懲戒処分 椙山女学園

後輩の女性教諭にパワーハラスメントをしたとして、学校法人椙山女学園(名古屋市千種区)は、大学付属幼

記事を読む

no image

2014.4.25 パワハラで岡山大薬学部長が提訴 理事に1千万円請求

岡山大の森山芳則薬学部長が25日、強い叱責や懲戒処分をするとの脅しなどのパワハラで精神的苦痛を受け

記事を読む

no image

2014.11.21 北九州市立大教授、アカハラで停職

 北九州市立大(同市小倉南区)は、複数の女子学生にアカデミックハラスメントをしたとして、地域創生学群

記事を読む

no image

2014.12.3 神戸大アカハラ訴訟が和解 元准教授に解決金支払い

 神戸大大学院医学研究科でアカデミック・ハラスメントを受けたとして、元准教授の男性(59)が大学と科

記事を読む

no image

2016.4.9 アルコール・ハラスメント防げ…大学が対策強化

【YOMIURI ONLINE より】   クラブやサークルの新入生歓迎会が開

記事を読む

  • ハモクリ通信
  • 動画

  • TEL 0561-61-4060
    携帯 090-7026-2373(直通)
no image
2016.9.27 第11号  「挨拶は、名前も付けてね」

働き甲斐のある職場作りのヒント   「挨拶は

no image
2016.9.7 第10号  「企業も、治療より予防の方が元気になれますね」

働き甲斐のある職場作りのヒント   「企業も、治

no image
2016.8.24 第9号  「真因を探る」

働き甲斐のある職場作りのヒント   「真因を探る

no image
2016.8.14 第8号  「暑い日の、労のねぎらい方」

働き甲斐のある職場作りのヒント   「暑い日の、

no image
2016.8.10 第7号  「恐怖で人をコントロールしてませんか?」

働き甲斐のある職場作りのヒント   「恐怖で人を

→もっと見る

PAGE TOP ↑